金融機関は、融資取引先を格付しています。
「正常先」「要注意先」「破綻懸念先」「実質破綻先」「破綻先」の5段階に色分けされ、それぞれの格付に応じたリスク管理がされている、ということになっています。
中には、条件変更(リスケ)をしていることや債務償還期間(完済までの返済能力)の問題で、要注意先であっても「要管理債権先」として、一段と注意を要する取引先もありますが、基本は前述の5つに分類されています。
つい先日、某税理士氏とお話した際に、格付について説明を求められました。
「村上さん、うちの顧問先で銀行融資の返済が遅れ、“保証協会に代弁申請する”と、銀行からきつくお達しの出ている先があるんだが、いったん延滞を解消するとして、また融資は受けられるかなぁ? 本人(社長)は、“銀行は返したらもう貸してくれないような気がする”って言っているんだけど…」と、税理士センセイ。
「難しい所ですね、たぶん社長さんなりに感じる所があるんでしょうけど。延滞解消できるならするに越したことはないのですが、貴重な手許資金を返済に充当してしまうことで、会社の運転資金が枯欠する事態になってしまったら本末転倒ですよね。保証協会貸出を代弁するくらいまで話が進んでいるってことは、格付は破綻懸念先でしょ、きっと…。仮に延滞解消しても、保証協会がすぐに新規保証に応じるとは思えないし、担保があるなら別ですが、プロパー資金はもっと(審査が)厳しい筈ですよ」
「返済の遅れは、半年以上なんだと言ってるんだよ。それもメイン行以外の所でも、返済が遅れているんだって…」
「そうなると、延滞解消に要する資金は、結構な金額になりますね。延滞6か月で代弁間近だと、格付は実質破綻先かも知れません。となると、仮に延滞を解消したとしても、やっぱり新規借り入れは難しいと思います。全体の資金繰りを考えたうえでおカネの出し方を考えないと、返済がムダ金・死に金になってしまうかも知れませんしね」と私。
「手に余りそうになったら、お願いすることにするよ」
お待ちしています!(^^)!

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